【TGS2025 ぶらり旅】足でインパクト!『スト6』を足で操作したり、視線入力で『スイカゲーム』や足だけで『ぷよぷよ』に挑戦!【オールアクセシビリティコーナー:ホール9-東】

年に一度のゲームの祭典「東京ゲームショウ 2025」が9月25日(木)〜9月28日(日)に幕張メッセにて開催中。ということで、一足先にビジネスデーでぶらりとしてきた気になるブースをひとつずつ紹介していくゆる〜いコーナー。

今回は物販コーナーなどがある別館のホール9にある、「オールアクセシビリティコーナー」を紹介していこう。

こちらのコーナーは主にFlex Controllerを使った実演+体験が楽しめるコーナーとなっている。Flex Controllerはテクノツールが監修、株式会社ホリによって開発されたNintendo Switch公式のアクセシブルコントローラー。

簡単に説明すると、身体が不自由な人でもゲームが操作できるようになるデバイスで、さまざまな形状をしたボタンやレバーを接続することができる装置だ。

▲これがFlex Controller。多くの端子があり、それぞれにボタンやレバーを装着することで、例えば肘や足、アゴなどといった特定の部位で操作ができるようになる

そんなFlex Controllerを、より多くの人に体験してもらいたいという願いで今回ブースを出展することとなったとのこと。

▲テクノツール株式会社広報担当の干場さん。脊髄性筋萎縮症Ⅲ型(SMA1)当事者で愛称はホッシー

そんなホッシーさんに紹介していただいたのが、足で操作する『ストリートファイター6』だ。

▲ドライブインパクトや攻撃ボタンを足で操作し、キャラクター操作は机の上にあるスティックを使う

▲スティックだけのツール。これがあればスティックをつかんだまま操作することもできる

普段は指先だけで操作しているものが、指先と足になることで意識配分が変化。頭では分かっているんだけど、足が動かない。気がつくとひとつのボタンを踏んだままになってしまうという独特の操作感が体験できる。

とはいえ、昨今の『スト6』界隈でブームとなっているインパクト返せない問題の解決になるんじゃないかという光も感じられる足インパクト。とっさに足踏みでインパクト返しも安泰か!

続いて、紹介いただいたのが、足だけで『ぷよぷよ』に挑戦できるコーナー。こちらは床に敷いてある2枚のプレートにふれると左右に移動。膝で下向きのボタンを叩いてぷよを回転させるといった操作法だ。

▲ちょっと見づらいかもしれないが、奥のオレンジの袋が見える左手に赤いボタンがある。こちらは手で入力するのではなく、膝を持ち上げて叩いて操作するのだ

これがまた想像以上に足の筋肉がいる操作法で、プレートに足を乗っけたままだと、左や右に入力し続けるので少し浮かせておかなければならない。さらに赤いボタンは、かなり太ももを上げないと届かない位置にあるため、ぷよを回転させるには気合いを入れなければならないのだ(笑)。

気持ちとしてはダンスシミュレーションゲーム『Dance Dance Revolution』をやっている感覚と干場さん。確かに、『Dance Dance Revolution』と思えば戦えなくもないが……。にしても運動不足にはしんどい!

最後に紹介してもらったのが視線入力で楽しむ『スイカゲーム』だ。

▲Flex Controllerに視線入力が可能になるセンサーバーをPCに取り付け、OBS経由でNintendo Switchの画面をPCに投影。専用のソフトウェアで視線入力を可能にしている

視線を右に動かせば果物が右に、左に動かせば左に。そして下を向けばその場に落下させるといった操作法だ。画面に薄く四角い枠が見えると思うが、そこに視線でカーソルを合わせると操作できるという仕組みだ。

これが思った以上に難しく、どうしても画面内の果物に目が行ってしまったり、首を動かしてしまったりしてしまう。ポイントは顔は静止させ、センサーバーを中心に視線を移動させるということ。

▲下に入力したい際は、モニターを見ないで下のセンサーを見るようにすると入力しやすいと干場さん

実際にやってみると、最初は難しく感じるが、慣れてくると時間を忘れて没頭してしまう中毒性がある。しかも、自分がいかに注意力が散漫なのか、視線移動がモニター上に表示されるので、目が泳いでいるのもバレバレなのが恥ずかしい(笑)。

そんな視線入力で『ゼルダの伝説』をプレーしている人がいるというのだから世の中は広い。

禅を組む悟りの境地で雑念を払ってチャレンジしてみてほしい。


テクノツール:
https://x.com/technotools_co


■出展場所
オールアクセシビリティコーナー(ホール9-東)
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