【VALORANT】Crazy Raccoon、VCTパートナーチームに選出——2022年の選考漏れから「We Are Back」、約3年ぶりに競技シーンへ

2026.10.20 eSports World編集部
Crazy Raccoon(CR)が10月20日(火)、2027年の「VALORANT Champions Tour」(VCT)パートナーチームに選出されたと発表した。

同チームは2022年のパートナー選考では選ばれず、2023年末からは『VALORANT』の競技部門を休止していた。「We Are Back」の言葉とともに、約3年ぶりに競技シーンへ戻る。

VCTのパートナーチームとは

『VALORANT』の公式大会シリーズ「VALORANT Champions Tour(VCT)」で、Riot Gamesとパートナー契約を結んだチームのこと。2022年9月21日(水)に、2023年から始まる国際リーグに参加する30チームが発表され、Pacificリーグには日本からZETA DIVISIONとDetonatioN FocusMe(DFM)が選ばれた。パートナー以外のチームが国際リーグに上がるには、昇格戦「Ascension」を勝ち抜く必要があった。

ZETA DIVISIONとDFMは2023年から2026年までの4シーズン、パートナーチームとして「VCT Pacific」を戦ってきた。最初のパートナー期間は2026年シーズンで終わり、2027年からは2年周期の新たなパートナー制度が始まる。

2027年からのVCTは、パートナーチームも含めてすべてのチームが予選から出場する大会中心の仕組みに変わる。Riot Gamesが発表した新制度のパートナー特典は次のとおり。

特典内容
基本報酬 毎年、保証された基本報酬を受け取れる
成績ボーナス パートナーとしての目標で優れた成果を上げたチームは、追加の報酬を受け取れる
チームカプセル ファンがチームを応援できるゲーム内スキンが用意される
予選シード 予選の後半ラウンドから出場できる

Crazy Raccoonの発表内容


Crazy Raccoonは公式Xで「Crazy Raccoon has been selected as a VCT 2027 partner team!」「We Are Back」と英語で伝えたうえで、「この度、Crazy RaccoonがVCT 2027のパートナーチームとして選出されたことをお知らせいたします。」と日本語でも報告した。


2022年の選考漏れとオーナーの声明


Riot Gamesは2022年9月21日(水)、2023年から始まる国際リーグに参加するパートナーチームを発表。Pacificリーグには日本からZETA DIVISIONとDetonatioN FocusMeが選ばれ、Crazy Raccoonは選ばれなかった。

同日、Crazy RaccoonオーナーのCR.おじじは自身のXで、選考漏れについて言及。過去の不祥事とは関係がなく、財政面や組織面の問題でもないとしたうえで、提示された条件はすべてクリアしていると自負していたこと、Riot Gamesから聞いた理由には「納得が難しかった事は事実です」とつづった。『VALORANT』部門の今後については、選手と相談しながら解散も継続も含めて考えるとし、リーグ参入を信じていたファンに謝罪した。


選考漏れからの3年間


その後、Crazy Raccoonは2023年11月にDetonatioN FocusMeとeスポーツ事業での包括的業務提携を発表。2024年のDetonatioN FocusMeには、Crazy RaccoonのMeiy、neth、popogachiが加わり、「VCT Pacific」を戦った。

Crazy Raccoon自体は2023年末から『VALORANT』の競技部門を休止していたが、今回のパートナー選出で、約3年ぶりに競技シーンへ戻ることになる。

時期Crazy Raccoonの『VALORANT』部門
2021年 「Masters Reykjavík」「Masters Berlin」「VALORANT Champions 2021」に出場
2022年9月 2023年からの国際リーグのパートナー選考で選ばれず
2023年11月 DetonatioN FocusMe(DFM)と、eスポーツ事業における包括的業務提携を発表
2023年末 『VALORANT』の競技部門を休止
2026年10月 2027年のVCTパートナーチームに選出

2027年からVCTはどう変わるのか


Riot Gamesは2026年4月8日(水)、2027年シーズンからVCTを大会中心の仕組みに切り替えると発表した。リーグ戦に代わって地域ごとの大会「VCT Cups」が軸になり、どのチームも参加できるオープン予選からMastersやChampionsを目指せるようになる。パートナーチームも予選から出場するが、後半ラウンドからのシード出場が認められる。

パートナー制度は2年周期で見直される仕組みになり、選考ではRiot Gamesが示した5つの観点「コミュニティを成長させる姿勢」「ファンやコンテンツでの共感の広がり」「事業の持続性と責任ある運営」「運営体制とインフラ」「競技での実績と成長」が評価される。

また、2027年のVCT Americas、EMEA、PacificのKickoffはいずれも12チームで行われ、内訳はパートナーチーム8チームと、オープン予選を勝ち抜いた4チームとなる。なお、2023年の開始時、Pacificのパートナーは10チームだった。

Pacificの選出状況


Riot Gamesはまだ正式な全リストを公開していないが、10月18日(日)から20日(火)にかけて、各チームが選出の結果を相次いで発表している。日本勢では、ZETA DIVISIONとCrazy Raccoonが選出を発表した一方、DetonatioN FocusMeは選出されなかったと発表した。

チーム2027年以降の状況ソース
Team RRQ 選出 公式X
ZETA DIVISION 選出 公式X
Crazy Raccoon 選出 公式X
Nongshim RedForce 選出されず CEOのX
KIWOOM DRX 選出されず 公式X
Global Esports eスポーツ事業を終了 vlr.gg
DFM 選出されず 公式X
T1/Paper Rex/FULL SENSE 選出(報道) Sheep Esports

日本から2チームがPacificへ


2027年のVCT Pacificには、ZETA DIVISIONとCrazy Raccoonの2チームが日本からパートナーとして参戦する。2022年に選考から漏れ、一度は競技部門を休止したCrazy Raccoonが、4年越しにパートナーの座をつかんだ形だ。8月5日(木)から29日(日)には東京でPacific地域の「Cup」も開催される予定で、日本勢2チームの戦いに期待したい。
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