【VALORANT】DetonatioN FocusMe、2027年以降のVCTパートナーチームに選ばれず——Crazy Raccoonの選出報道も

2026.10.19 eSports World編集部
DetonatioN FocusMe(DFM)が10月19日(月)、2027年シーズン以降の「VALORANT Champions Tour」(VCT)におけるパートナーチームに選出されなかったと発表した。

『VALORANT』部門の活動は今後も続け、2027年の体制は決定次第報告するとしている。

VCTのパートナーチームとは

『VALORANT』の公式大会シリーズ「VALORANT Champions Tour(VCT)」で、Riot Gamesとパートナー契約を結んだチームのこと。2022年9月21日(水)に、2023年から始まる国際リーグに参加する30チームが発表され、Pacificリーグには日本からZETA DIVISIONとDFMが選ばれた。パートナー以外のチームが国際リーグに上がるには、昇格戦「Ascension」を勝ち抜く必要があった。

ZETA DIVISIONとDFMは2023年から2026年までの4シーズン、パートナーチームとして「VCT Pacific」を戦ってきた。最初のパートナー期間は2026年シーズンで終わり、2027年からは2年周期の新たなパートナー制度が始まる。なお、ZETA DIVISIONの2027年以降の去就は、本記事の作成時点で発表されていない。

2027年からのVCTは、パートナーチームも含めてすべてのチームが予選から出場する大会中心の仕組みに変わる。Riot Gamesが発表した新制度のパートナー特典は次のとおり。

特典内容
基本報酬 毎年、保証された基本報酬を受け取れる
成績ボーナス パートナーとしての目標で優れた成果を上げたチームは、追加の報酬を受け取れる
チームカプセル ファンがチームを応援できるゲーム内スキンが用意される
予選シード 予選の後半ラウンドから出場できる

DFMの発表内容


DFMは公式Xで、2027年シーズン以降のVCTパートナーチームに選出されなかったことを報告した。2023年の「VCT Pacific」開幕から応援を続けたファン、ともに戦った選手・コーチへの感謝をつづったうえで、『VALORANT』部門の活動は継続すると表明。「日本から世界へ挑むチーム」として、再び世界の舞台を目指すとしている。


DFMが歩んだVCT Pacificの4シーズン


DFMは2023年から2026年まで、パートナーチームとして「VCT Pacific」を戦ってきた。この4シーズンで、国際大会のMastersやChampionsへの出場はなかった。

シーズンVCT Pacificでの主な成績
2023年 Pacific League 10位
2024年 Kickoff グループステージ10-11位/Stage 1 11位/Stage 2 10位
2025年 Kickoff 5-6位/Stage 1 グループステージ11-12位/Stage 2 プレーオフ7-8位
2026年 Kickoff 5位/Stage 1 プレーオフ7-8位/Stage 2 Play-Ins 5-6位

2027年からVCTはどう変わるのか


Riot Gamesは2026年4月8日(水)、2027年シーズンからVCTを大会中心の仕組みに切り替えると発表した。リーグ戦に代わって地域ごとの大会「VCT Cups」が軸になり、どのチームも参加できるオープン予選からMastersやChampionsを目指せるようになる。パートナーチームも予選から出場するが、後半ラウンドからのシード出場が認められる。

パートナー制度は2年周期で見直される仕組みになり、選考ではRiot Gamesが示した5つの観点「コミュニティを成長させる姿勢」「ファンやコンテンツでの共感の広がり」「事業の持続性と責任ある運営」「運営体制とインフラ」「競技での実績と成長」が評価される。

また、2027年のVCT Americas、EMEA、PacificのKickoffはいずれも12チームで行われ、内訳はパートナーチーム8チームと、オープン予選を勝ち抜いた4チームとなる。なお、2023年の開始時、Pacificのパートナーは10チームだった。

Pacificの選出状況


Riot Gamesはまだ正式な全リストを公開していないが、10月18日(日)から19日(月)にかけて、各チームが選出の結果を相次いで発表している。また、海外メディアのSheep Esportsは、T1、Paper Rex、FULL SENSE、そして日本のCrazy Raccoonがパートナーに選ばれたと報じた。Crazy Raccoonについては、記事作成時点でチームやRiot Gamesからの公式発表は確認できていない。

チーム2027年以降の状況ソース
Team RRQ 選出 公式X
Nongshim RedForce 選出されず CEOのX
KIWOOM DRX 選出されず 公式X
Global Esports eスポーツ事業を終了 vlr.gg
DFM 選出されず 公式X
T1/Paper Rex/FULL SENSE/Crazy Raccoon 選出(報道) Sheep Esports
ZETA DIVISION 未発表 ―

選ばれなかった理由は?


Riot GamesはDFMが選出されなかった理由を公表しておらず、DFMの発表にも理由は書かれていない。推察される理由としては、まず成績面が挙げられる。

選考の観点に「競技での実績と成長」が含まれている以上、4シーズンで国際大会に届かなかった成績は、評価のうえで不利に働いた可能性がありそうだ。

一方で、評価の観点はコミュニティや事業の持続性など5つあり、成績だけで決まったとは言い切れない。実際、Nongshim RedForceは2026年の「Masters Santiago」で優勝しながらも選出されておらず、成績以外の要素も大きく影響したとみられる。なお、Sheep Esportsの報道どおりCrazy Raccoonが選ばれていれば、2027年以降のVCT Pacificパートナーにも日本のチームが残ることになる。

DFMの次の一手は


パートナーから外れても、2027年からのVCTはオープン予選を勝ち抜けばMastersやChampionsに出場できる仕組みだ。DFMは2027年の体制を決定次第報告するとしており、「日本から世界へ挑むチーム」として新たなフォーマットでどう戦うのか、続報を待ちたい。
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