【eスポーツ×障害者】eスポーツユニットePARAが音声制作サービスePARA Voiceを提供開始

2023.4.10 eSports World編集部
障害者によるeスポーツユニットePARAが音声制作サービス「ePARA Voice」の提供を開始。先天性全盲の視覚障害当事者であり、eスポーツ選手でもある北村直也氏(NAOYA選手)が事業部長を務める。

<以下、ニュースリリースより>

バリアフリーeスポーツ「ePARA」発の音声制作サービス


株式会社ePARA(本社:埼玉県戸田市、代表取締役:加藤大貴、以下 当社)は、日本初の、視覚障害当事者が事業部長をつとめる音声制作サービス「ePARA Voice」の提供を開始しましたのでお知らせいたします。

「ePARA Voice」は、先天性全盲で声優・ナレーターとして活動する北村直也が事業部長をつとめ、第一期の所属メンバーも視覚障害を持つ声優・ナレーターで構成されています。音を頼りに生きていくなかで作り上げられた、表現豊かなサウンドをお届けします。

▲事業部長をつとめる北村直也(左)
▲事業部長をつとめる北村直也(左)

ePARA Voiceの特徴


1. “音”にこだわりぬいたサウンド
音と共に暮らす視覚障害者だからこそできる、ひとつつひとつの音を大事にした丁寧な音作りで音にこだわり抜いた音声をお届けします。

2. 高品質の宅録!ライブ収録対応
各ナレーターは、整備された宅録環境を自宅に用意しています。高品質な音声を宅録の気軽さでお届けできます。
リアルタイムでのライブ収録にも対応しておりますので、収録の際に立ち会っていただけます。

3. 臨場感あふれるスタジオ収録
ePARA Voiceはスタジオ収録にも対応しています。ナレーションの臨場感を感じながら音作りをしたいという方は、お気軽にスタジオ収録をご依頼ください。.

4. SDGs目標達成に貢献
視覚障害者の就労は障害者の中でも大きな課題です。「ePARA Voice」にご依頼いただくことで、視覚障害者のサポートに繋がり、SDGs達成への貢献になります。

5.業界経験10年以上のディレクターがサポート

「視覚障害者に依頼するなら原稿は点字のほうがいい?」、「特別な配慮が必要なの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。 実際にナレーターやMCとして10年以上活動しているディレクターがご依頼内容をヒアリングし、ナレーターが読みやすいように原稿を構成したり、映像の解説を行いますので、まずはお気軽にご相談ください。

ePARA Voiceの活用シーン


生活のあらゆる場面を音と共に暮らしている視覚障害者だからこそ、幅広いシーンの仕事に対応可能です。映画やアニメ、動画のナレーション、イベントの司会、実況、アナウンス、株主総会など、どんな制作物でも対応しますので、お気軽にお声掛けください。

ePARA Voiceとしての初仕事「11人制eサッカースタジアム -車椅子イレブンがプロサッカー選手と創る『新しい景色』-」


2023年2月7日、神奈川県川崎市内にて、車椅子eサッカーイレブン「ePARAユナイテッド」とJリーグ・川崎フロンターレの小林悠選手がサッカーゲーム「EA SPORTS™ FIFA 23」内でCPUを相手に共に戦うイベント「11人制eサッカースタジアム -車椅子イレブンがプロサッカー選手と創る『新しい景色』-」を開催しました。イベントタイトルのとおり、普段自分の足で走り回ることが難しいメンバーが現役Jリーガーと同じ目線で画面内のピッチを駆け巡り、熱戦を繰り広げました。

▲車椅子eサッカーイレブン「ePARAユナイテッド」と一緒に。
▲車椅子eサッカーイレブン「ePARAユナイテッド」と一緒に。

「ePARA Voice」からは代表の北村、宮本、河野が参加。選手紹介動画のナレーションをつとめたほか、当日は応援団を結成し、応援歌を歌ったり戦況に合わせて声援を送ったりと会場を盛り上げました。

▲応援団としてイベントを盛り上げる北村(左)と宮本(右)
▲応援団としてイベントを盛り上げる北村(左)と宮本(右)

ePARA Voice 所属者(抜粋)


北村直也
日本初の視覚障害を持つ声優・ナレーター。ePARA Voice事業部長。ビジネス系のウェブナレーションから、ePARAが主催するeスポーツイベントの動画ナレーションなど、幅広く活動中!マイブームはプロ野球スピリッツ

芸歴:
・Honmono SNS サービス紹介
https://www.youtube.com/watch?v=46XntXu1_mI&t=10s
・クロスライン-ボクらは違いと旅をする- SEASON1 参加者の声
https://youtu.be/USb4SwFyjHM

宮本悠衣
趣味・特技:ピアノ、フルート、舞台・音楽鑑賞

芸歴:
・メディアシーク 「アイコニットライト」 WebCMナレーション
https://www.youtube.com/watch?v=HUXW4jV9j88
・「第一回キャンバスアートコンテスト」 オンライン表彰式ナレーション
https://www.youtube.com/watch?v=yVmX8eYpuh8

関場理生
舞台役者としても活動している。

芸歴:
・日特 「yourspring YS-M100」 webCMナレーション
・日本リニューアル 「PCR検査のお知らせ」 ナレーション
・舞台 「テンペスト~はじめて海を泳ぐには~」

河野玲那
趣味・特技:絵を描くこと・動画音声編集

メディア掲載:
・NHK eテレ 「ハートネットTV~大人のみなさん、答えてください!チャレンジ編」 視覚障害がありながら声優を目指す高校生として特集

事業部長 北村直也からご挨拶


「ePARA Voice事業部長の北村直也です。私は、「目が視えないのに声優ができるのか」と言われ続けてきました。ですが、目が視えないならどうやってやろう、という考えなんですよね。今、私はたくさんの人の協力があって、自分の可能性を少し広げることができました。これからは、その経験を生かし、誰かの可能性を広げるお手伝いもできたらいいなと思っています。ePARA Voiceをよろしくお願いします!」

問い合わせ先


当サービスのHPよりお問い合わせください。
https://voice.epara.co.jp/

こちらで所属ナレーターのボイスサンプルおよび料金表をご確認いただけます。

バリアフリーeスポーツ「ePARA」について

「本気で遊べば、明日は変わる。」をステートメントに掲げ、バリアフリーeスポーツ(※1)を提唱。eスポーツを通じた誰もが輝ける社会づくりを目指し、障害当事者との共創を積極的に行っています。
※1 バリアフリーeスポーツとは、「年齢・性別・時間・場所・障害の有無を問わず参加できる環境の下行われるeスポーツ」を意味するePARA発の造語です。

▪️障害当事者との共創事例
・障害×ゲームの文化祭「ePARA CARNIVAL 2022 SPRING」
https://eparacarnival.studio.site/

・視覚情報を用いない格闘ゲーム大会「心眼CUP」
https://www.youtube.com/watch?v=1wHg_KgQZzU

・トヨタ・モビリティ基金主催「Make a Move PROJECT」内「Mobility for ALL」部門における実証実験「クロスライン-ボクらは違いと旅をする-」
https://mobility-contest-blog.com/epara-2022/

・車椅子イレブンが川崎フロンターレ・小林悠選手とバリアフリーeサッカーで共闘
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000056567.html
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